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医療関係者さまへ

当科の診療について

形成外科は主として、体表面とそれに近い組織、器官の先天異常、外傷、腫瘍などによる障害に対し、これを形態的のみならず、機能的にも可及的正常に再建することを目的としています。特に近年は、 マイクロサージャリーの技術が発達し、従来の外科の概念を変えるような手術が可能となってきています。

マイクロサージャリーによる再建外科手術

当院の治療の特色としては、顕微鏡下に血管や神経をつなぐマイクロサージャリーを用いた、自家組織移植による形成術や、再建術を得意としています。具体的に例を挙げますと、切断肢指の再接着、欠損した指の再建、慢性骨髄炎の治療、悪性腫瘍切除後の再建などです。とくに足趾移植による欠損指の再建手術は全国でも随一の症例数であり、過去に他院でやむを得ず切断となった患者さまも多数紹介され、再建手術を行っております。そして、機能はもちろん、外観上もできるだけ元の状態に近い指を再建するように、力を入れています。指基節部より欠損している場合でも、足趾の関節移植を組み合わせることにより、元の指の長さ・太さ・爪の大きさに近く、さらに知覚と関節の動きの一部を併せ持った指を再建することが可能です。また2009年より「マイクロサージャリー外傷センター」を開設し、積極的に四肢外傷救急治療に取り組んでおります。特に手外傷は神経血管、腱の損傷を伴うことが多く、対応できる病院自体が少ないこともあり、大阪市内のみならず広い範囲からの救急患者さまを受け入れております。

関西電力病院形成再建外科の対象疾患

形成再建外科の対象疾患はとても多いので少し整理してみましょう。

以下の疾患の治療をおこなっています。

かお、あたま
眼瞼下垂、さかまつげなど眼瞼の異常、鼻の変形や異常、口唇、耳、頬や顎の変形や異常、顔面神経麻痺、先天異常、外傷、手術後の変形、毛髪の欠損など
手、足
手指、足趾や爪などの変形、欠損、機能障害、先天異常、上肢、下肢のリンパ浮腫など
皮膚
あざ、皮膚腫瘍、ガングリオンや、熱傷後、手術後、外傷後などのひきつれ、拘縮、醜形、ケロイドなど
むね、おなか、せなか
乳房の術後変形や異常、腹壁瘢痕ヘルニア、腹直筋離開症など
再建外科
事故などで失った指の移植による再建、乳ガンで失った乳房の再建、その他悪性腫瘍切除後の再建、皮膚難治性潰瘍、褥瘡、糖尿病性壊疽、難治性偽関節、慢性骨髄炎の組織移植による治療再建など
救急医療
切断を始めとする肢指重度損傷、顔面骨折や顔面軟部組織損傷の救急治療

当科で治療を受けられた患者さま、これから治療を受けられる
患者さまへ

当科では、治療方法、治療部の写真や、治療成績といった患者さまの情報を集積しております。治療技術の向上のため、学術的研究として、これらのデータを用いて解析し、学会発表などに使用させていただく場合があります。使用するすべてのデータは匿名化され、個人情報は保護されます。また、患者さまより、研究目的のデータ使用を希望しないと申し出ていただければ、それらのデータを使うことはありません。患者さまにはご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

主な診療実績(2019年度)

形成再建外科新患数:374名

形成再建外科入院手術/形成再建外科外来手術:716件/202件

名称 件数
Ⅰ.外傷 347
Ⅱ.先天異常 13
Ⅲ.腫瘍 183
Ⅳ.瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 67
Ⅴ.難治性潰瘍 83
Ⅵ.炎症・変性疾患 87
Ⅶ.美容(手術) 0
Ⅷ.その他 138
合計 918

施設認定

  • 日本形成外科学会認定施設