地域の医療機関の先生方へ

当センターでは稀少疾患である神経内分泌腫瘍(NEN)に対する診療を行っています。NENは過剰分泌されるホルモンによる内分泌症状を伴う機能性NENと内分泌症状を伴わない非機能性NENに分けられます。インスリノーマやガストリノーマなど機能性NENでは過剰分泌されるホルモンの種類により様々な症状を呈し、診断が難しい場合があります。当センターでは様々な膵・消化管NENに対して高い専門的知識に基づいた鑑別診断を行っています。

当センターは消化器外科、消化器内科、内分泌代謝内科、腫瘍内科、病理診断科、放射線診断科、放射線治療科、耳鼻咽喉科、呼吸器外科などの診療科で構成しています。それぞれの専門性を駆使し、内分泌症状や腫瘍の部位、転移の状態など患者様の病状に応じて手術や内視鏡的切除、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療などを組み合わせて集学的に行っています。膵・消化管NENだけではなく、肺、胸腺のNENについても診療を行っています。診断では京都大学医学部附属病院 放射線診断科と協力体制を築いています。

また、NENは遺伝性疾患に伴って発生する場合があります。遺伝性のNENは複数の臓器にわたり多発する傾向があり、比較的緩徐に進行するのが特徴です。当センターでは遺伝性NENに対する診療も行っています。患者様の遺伝カウンセリングや遺伝子診断については京都大学医学部附属病院 遺伝子診療部と連携をしていますが、2021年4月からは用途大学との協力体制をもとに院内で遺伝子相談を始めます。 2019年は88名の患者様をご紹介いただき、うち35名の患者様にセカンドオピニオンを受けて頂きました。NENの診断・治療方針に迷われることがあればご相談ください。


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